2009年1月8日

日本高周波、増強設備 09年度戦力化

 日本高周波鋼業は景気悪化を受けて、コスト対策の徹底を図る緊急収益改善キャンペーン(KPLキャンペーン)に着手したほか、3年後の生産回復をにらんで推進中の設備投資計画を2009年度末までに戦力化する。

 富山製造所では工具鋼製造に関し1500トンプレスの2000トンへの増強更新を09年度末に、特殊合金関連では分塊加熱炉更新を09年12月に戦力化。さらにグループ企業の高周波鋳造(八戸市)集塵機の環境投資が今月戦力化するほか、高周波精密(市川市)でも高精度縦型マシニングセンターが09年3月に戦力化する計画だ。

 現状では生産設備の操業休止を拡大し、減産に当たる一方、現状生産の安定化や需要回復後の生産を見据え、体制を整備、新規投資も長期的視野で回復状況を見ながら実施していく。

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