2009年6月10日

タイ向け熱延、自動車も無税に

 日本、タイの経済連携協定(EPA)に基づく鉄鋼関税割当制度で、自動車向けリロール用熱延鋼板の無税輸入者資格をタイ側が承認、2007年11月のEPA発効から、無税枠による日本からの円滑輸入がようやく可能となる。

 橋本聖子外務副相とプラディット・タイ財務副相との会談が8日、外務省で行われ、タイ側がリロール用熱延鋼板の輸入資格者問題で解決のために具体的な国内措置をとると表明、無税枠による輸入を認めた。さらに日本側から関連措置の早急な実施と、07年11月まで協定効力が遡及して適用されることと、これまで徴収された関税の還付を求め、タイ側は了承した。

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