2009年10月7日

日本精線、ばね用ステン鋼線 耐水素脆性製品を開発

 日本精線は、一般的なばね用ステンレス鋼種のSUS304と同等の強度と疲労特性を備え、高圧水素環境下で使用できる耐水素ぜい性ばね用ステンレス鋼線「HYBREM(ハイブレム)」を新たに開発した。

 現在、特許を出願中。燃料電池システムの高圧水素ガス圧力調整弁に用いられるばねや、燃料電池自動車用ばね向けなど耐水素環境材料として需要開拓を進め、今後の水素利用の増加に合わせて年間50―60トンの販売規模をめざす。

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