普通鋼電炉メーカー上場12社の2009年4―6月期(連結10社・単独2社)決算が7日出そろい、経常ベースで合同製鉄、東京鉄鋼、北越メタルが前年同期の赤字から黒字転換するなど9社が増益、大和工業と東京鋼鉄は減益、トピー工業は赤字となった。
鋼材販売数量や販売価格の低迷により12社全社が大幅減収。損益面では原料鉄スクラップ価格の大幅下落を受けて収益が改善したメーカーがある一方、昨秋以降の世界的な需要急減に対応し切れなかったメーカーもあった。
売上高経常利益率(ROS)は、前年同期が赤字だった合鉄、東京鉄鋼、北越メタル、今4―6月期で赤字となったトピー工業を除き、前年同期比8・1ポイントアップの15・2%と改善した。