2009年7月23日

鉄スクラップ、国内相場が踊り場

 国内鉄スクラップ相場が再びこう着感を強めている。一部地域で電炉メーカーが買値の引き下げに動くなどピーク感が広がる一方、高炉・特殊鋼メーカーの減産緩和、5月の爆発事故で休止していた東京製鉄・岡山工場の電気炉の操業再開などで鉄スクラップ消費増も見込まれる。

 国内スクラップ高を受け、電炉各社が販売価格を引き上げるなど製品市況に底打ちの兆しも見えており、「これらが鉄スクラップ市況下落に歯止めをかける」(流通筋)という。

 さらに国内相場が上昇基調に転じている韓国からの輸入オファーが増加しており、「今週の成約価格次第では再度、日本国内の市況を引き締める」(商社)要因となりそうだ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社