石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)はこのほど、2009年度資源案件に係る円借款形成調査・民間インフラ案件形成調査の第1回公募提案事業に、三井物産などが進める西アフリカのブルキナファソでのタンバオ・マンガン鉱山鉄道整備調査を採択した。
同事業は資源探鉱・開発へ向けたプレFS(事業化調査)で、タンバオ鉱山から産出されるマンガン鉱石の安定積み出しのため、タンバオから隣国のコートジボアールの積出港アビジャンまで約1600キロの鉄道整備事業の事前調査として実施される。
同鉱山の推定埋蔵量は2000万トンに上り、三井物産では世界最後の未開のマンガン保有国ともいわれるブルキナファソで同事業を将来の権益獲得につなぐ方針だ。経済産業省でも資源安定供給確保と途上国援助の観点から、官民連携の資源開発事業として支援していく。