2010年5月7日

特殊鋼メーカー10年度生産、ピーク比8割どまり

 大手特殊鋼メーカー各社は、2010年度の鋼材生産がピークの08年度上期に比べ70―80%の水準にとどまると予想している。

 主な需要先の自動車生産回復がけん引し、大同特殊鋼と愛知製鋼は3月までに同80%に戻したが、エコカー補助金対象期間が9月末までのため、下期の需要を慎重視している。一方で建設機械など他の需要分野は回復基調を継続。輸出を増やすメーカーも多く、自動車需要次第では生産が上方に振れ、ピーク時近くに戻る可能性がある。

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