2010年4月28日

伸銅品、09年度生産6・6%減 32年ぶり低水準

 日本伸銅協会が27日発表した2009年度の伸銅品生産量(速報値)は前年度比6・6%減の75万4014トンだった。3年連続で前年度を下回り、77年度以来32年ぶりの低水準となった。

 08年秋から深刻化した不況で電機や自動車、建設分野などの需要が落ち込み、年度前半の生産量が前年を大きく下回ったことが響いた。ただ、足元では輸出向けの需要が回復し、生産も条製品を中心に上向いていることから、10年度は85万トンの水準まで戻る可能性が高い。

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