日本、オーストラリアが共同で、豪・ビクトリア州内で低品位炭ガス化による利用技術の開発促進に向けたFS(事業化調査)を実施することが決まった。
新日鉄エンジニアリング、千代田化工建設の共同提案が11月29日付で採択され、2010―11年度の2年間で、日量200トンのECOPRO(石炭熱分解ガス化技術)のパイロットプラント建設に向けたFSを行う。豪連邦政府、ビクトリア州政府、経済産業省が補助金を拠出し、FS費用を支援する。
FS総事業費は6億円で、豪州側が4億円、日本側が2億円を負担する。日本側のうち、経産省が1億円、新日鉄エンジと千代田化工建設が1億円を負担することになる。