2010年9月10日

新日鉄・釜石、世界初の安定操業 線材エンドレス圧延

 新日本製鉄は、釜石製鉄所(谷田雅志所長)で行っている線材のエンドレス圧延の適用率を20%に引き上げ、安定操業を確立した。製造ライン上でビレットを接合し、連続で線材を圧延する技術であり、複数ストランドの線材圧延工程としては世界で唯一。

 自動車のタイヤに使われるスチールコード用線材など高級線材にも適用し、生産効率が向上するほか、大単重コイルが供給でき、顧客の物流や製造の効率化に寄与する。今後、全圧延に占める適用率を50%まで上げ、商品競争力をさらに高める考えだ。

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