2010年8月13日

大阪・Ni系ステンレス冷薄、上伸は原料価格次第

 上半期の大阪地区のニッケル系ステンレス冷延薄板市況は、国内外での需要回復と、ニッケル価格の上昇を背景としたステンレスメーカーの製品値上げを受けて、4月以降は上昇傾向が続いた。しかし、その後はニッケル価格の下落やアジアでの製品市況の軟調から、国内市況も上伸の勢いは薄れて様子見ムードとなっている。

 9月以降の動向についてはメーカーの出方次第だが、指標となるニッケル価格が若干上昇しているため、メーカー店売り販価が値上げに転じる可能性も高いなど、見通し難の状態といえる。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社