2010年8月12日

新日鉄の重防食鋼矢板、ウレタン被覆に変更

 新日本製鉄は11日、主に港湾で使用される重防食鋼矢板(NS―PAC)の防食加工製法を、従来のポリエチレンシート被覆からウレタンエラストマー被覆に変更すると発表した。

 8月以降の新規契約注文から適用する。同時に、製品幅900ミリのハット形鋼矢板(NSP―10H、25H)の2サイズについて、業界で初めて重防食鋼矢板のラインアップに追加する。鋼矢板の国内需要は年間約29万トン(2009年)で、そのうち重防食鋼矢板は同1万―1万5000トンとされる。同社は50―60%のシェアを握っており、ハット形鋼矢板の投入により、さらなる拡販につなげる。

スポンサーリンク