神鋼・鉄鋼事業部門、独自製品比率50％超 2015年までに

　神戸製鋼所・鉄鋼事業部門は、オンリーワン製品の売上高比率を現状の30％から2015年までに50％以上に引き上げる。鋼板や特殊鋼、大型鋳鍛鋼、チタン、鉄粉など主要製品のオンリーワン製品の国内生産分を10％引き上げ、10％相当を海外生産分で上乗せする。

　現中期経営計画（10年―12年度）期間で、総額2000億円程度の設備投資、約150億円の事業投融資を決め、国内外の生産・供給ネットワークを拡充する。特に自動車用鋼板では日米中印における冷延ハイテン（高張力鋼板）の世界4極生産体制を視野に中・印での事業化調査を急ぐ。