2011年10月21日

鉄鋼輸出減少が加速 単月300万トン割れも

 鉄鋼メーカーの輸出量が、もう一段落ち込みそうだ。すでに8月が約350万トン(全鉄鋼ベース)と、6カ月連続して前年を下回る状況が続いているが、国際市況の再下落、1ドル=76―77円の超円高、需要地である新興国でのソブリンリスクに伴う資金難の顕在化などにより、高炉メーカー各社ともに商談は不調、これに加え自動車向けなどを中心に、東南アジア最大の需要地であるタイで洪水被害が拡大していることで、出荷保留などが起き始めている。高炉メーカー筋によると、10―12月の間に単月ベースで輸出量300万トンを割り込む可能性もあるようだ。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社