2011年10月7日

中国市況、国慶節明け動向注目

 国慶節の大型連休が明ける8日以降の、中国市場の動向が注目されている。高水準の鉄鋼生産と伸び悩む需要から、9月に市中在庫が増え、第3週に鋼材市況が下落。大手メーカーの宝山鋼鉄は11月積みの国内販売価格を10日前後に発表する見通しだが、原料価格の高止まりから値上げの方向性は変わらないものの、市況を考慮した据え置きや値下げも予想される。

 欧米景気の後退や政府の金融引き締めによる経済成長の鈍化が、中国や東南アジアに広がっており、日本の鉄鋼輸出にも影響を与えそうだ。

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