2011年8月12日

関西地区の鉄スクラップ、こう着、ボックス相場

 夏季減産期を迎え、地区内では7月下旬から電炉各社の買値引き下げが続いている。旧盆休み期間は「多少なりとも一日当たりの鉄スクラップ消費は増える」(流通筋)とみられるが、大半のメーカーが炉前在庫を確保していることもあり、依然として市況は下落基調で推移している。

 秋口以降、市中では「足元は停滞している高炉メーカーの市中鉄スクラップ購入の拡大、製品需要の回復に伴う電炉メーカーの生産増など期待はあるものの、あくまで期待」(ヤード筋)という。

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