2011年7月25日

韓・現代製鉄の宋副社長 対日AD提訴も視野

 韓国の現代製鉄の宋潤淳副社長は、日本製熱延コイルと厚板輸入を対象としたアンチダンピング提訴を視野に対抗措置を検討する考えを明らかにした。

 日本を主体とした輸入材が韓国の市況低迷につながっていると指摘し、熱延コイル、厚板ともに日本メーカーの高い輸入シェアと価格政策を問題視している。日本は国内向けと輸出の価格差を解消するとともに、供給過剰の韓国向け輸出量を抑制すべきとし、今後、日本製熱延コイルと厚板の輸入動向を注視する考えを示した。値上げの浸透が遅れ、販売量が伸び悩む中で、「極めて深刻」として輸入へのいら立ちを募らせている。

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