住友商事が17%間接出資する南アフリカの資源会社・アソマンは、2013年6月期の鉄鉱石生産を1650万トン規模に1割増産する計画。鉄道などインフラの整備状況次第で、数年内に2000万トン規模に拡大する考え。世界3位のマンガン鉱石生産は中・短期的に400万トンに14%増やし、長期的には世界トップの600万トンを狙う。
鉱石を増産する一方で、電力供給の制約に応じた合金鉄の最適生産を進めており、南アフリカ以外での合金鉄の新工場を検討。南ア以外で初の事業拠点を視野に鉄鋼原料の需要拡大をとらえる成長戦略を描く。