2012年9月27日

鉄スクラップ、国内市況 下落続く

 国内鉄スクラップ市況は続落した。関東、関西両地区電炉メーカーの炉前購入価格は中心値がトン2万5000円を割り込み、2年9カ月ぶりの安値圏にある。

 東京製鉄は26日から全工場でトン500円の購入価格引き下げを実施し、両地区メーカー各社にも同様の値下げの動きが広がった。けん引役となっている東アジア向け輸出市況は、いまだ先安観があり、「国内市場にも底打ち材料が見当たらない」(商社)環境だ。

スポンサーリンク