2012年7月6日
中・宝鋼、上海製鉄所一部移転 研究・薄鋼板中核拠点に
中国の宝鋼集団は5日、上海市政府と上海市宝山地区の鉄鋼産業の構造調整について、協力協議を4日に締結したと発表した。上海製鉄所の一部工場を移転し、製銑で年産能力約580万トン分、製鋼で約660万トン分を削減する。実施期間は2012―17年。市政府の都市計画によって、製鉄所周辺の住宅化が進むため。
上海を研究開発と薄鋼板製造の中核拠点に位置づけ、ステンレスと還元鉄の工場をグループ会社に移して、効率的な製造体制を築き、競争力を高める考え。
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