2024年12月18日

11月鉄鋼輸出、4カ月連続減 246万トン 通商措置頻発

 財務省が18日に発表した貿易統計によると、全鉄鋼ベースの11月の輸出量は前年同月比3・6%減の246万3000トンとなり、4カ月連続で減少した。過剰能力を抱える中国からの輸出増加により、アジアを中心に市況が低迷する中、各国で通商措置が頻発しており、日本勢も巻き込まれるケースが増えている。関係者からは「通商問題や関税障壁という壁が大きく、(輸出は)非常に厳しい環境」との声が聞かれる。さらにインドネシアでの産業国産化に向けた強制規格の導入(製鉄所ごとの認証が必要となるもよう)や、インドのセーフガード検討などの問題も持ち上がっており、しばらくは輸出環境の改善は期待しにくいとみられる。

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社