2024年11月26日

中国鋼材市況軟調続く 需要低迷も粗鋼増産

 【上海支局】中国の鋼材市況が軟化し、4年半ぶりの安値圏で推移している。上海地区の熱延コイル市況は先週末にトン3450元(約7万円、増値税込み)と2週連続、合計100元下がり、異形棒鋼の市況にほぼ並んだ。冬場の不需要期を迎える中、粗鋼生産は10―11月と増え、市中の鋼材在庫は高位のまま。先物市場の鋼材価格もジリ安が続き、市況はなお基調を弱めそうだ。

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