2024年8月14日

高炉3社24年度単独生産予想 粗鋼6350万トンに下方修正 需要低調、3年連続減へ

高炉メーカー3社の2024年度予想の単独粗鋼生産量は合計6350万トンと5月の前回予想から90万トン下方に修正された。前年度比1・4%減と3年連続減少し、新型コロナ禍で減産対応に追われた20年度(6157万トン)の水準に近づく。人手不足・資材高から建設分野が低調な中、品質・認証不正問題による自動車の減産が長引き、需要が当初の想定を下回る見通し。高炉各社は下期に自動車生産の回復を見込むが輸出が不振の産業機械など他の分野は低調に推移し、海外市場も中国経済の減速など環境難が続くとみている。





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