鉄スクラップ500円下落 東鉄、宇都宮以外買値下げ 北海道、中四国九州地区相場 関東、需要家は様子見

国内の複数地区の鉄スクラップ相場が24日にトン当たり500円下がった。東京製鉄が宇都宮工場以外の全拠点の鉄スクラップ購入価格を24日入荷分から500円下げたことで、北海道、中四国、九州の各地区の相場が小幅で下落した。今月中旬から続く為替の円高進行が円建ての輸出価格を押し下げ、国内相場の弱気材料になった。また関西以西の複数の電炉メーカーが夏期炉修などに伴って原料入荷に制限をかけ、地区需給を緩ませたことも相場下落の一因。東北、関東、中部、関西の各地区の相場は需給の低位安定などを背景に横ばい推移した。