2024年7月23日

銅スクラップ発生難深刻 建値安・車減産映す

銅スクラップの発生難が深刻さを増している。スクラップ価格の指標となる銅建値が5月下旬から下げ基調で推移し、加工工場・解体現場からの純粋な発生量も漸減しているためだ。一方で需要家の伸銅・製錬メーカーの多くは市中から定期契約量しか購入していないが、市中の流通量減少で、一部品種を除き需給のタイト感は強い。関東の直納問屋幹部は「銅建値がトン150万円に下がってから、集荷業者からの売り込みは鳴かず飛ばずの状況。来月は盆休暇で営業日数が限られる中、長契納入分を確保し切れるか早くも不安」と険しい表情で語る。





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