2024年5月14日

特殊鋼4社 前3月期、営業減益 売上数量が減

 特殊鋼専業メーカー5社の2024年3月期決算(連結ベース)が13日に出そろった。前期は中国経済の減速などで建設機械や産業機械を主体にサプライチェーンの在庫調整局面が続いたほか、一部の自動車メーカーによる生産・出荷停止影響などで売上数量が減り、原燃料価格が上昇するなどコストアップを余儀なくされた。前期比で営業損益ベースは、販売価格引き上げや購入品価格下落などで愛知製鋼のみ増益。大同特殊鋼と山陽特殊製鋼、三菱製鋼の3社が減益となり、日本高周波鋼業は赤字に転落した。

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