鉄鋼・非鉄メーカー業績ランキング 4―9月 ＲＯＳ首位 大和工業63％ 販価上昇で4割強改善

産業新聞社はこのほど、鉄鋼・非鉄メーカーの2023年4―9月期の連結業績ランキングをまとめ、大和工業が売上高経常利益率（ROS）のトップとなった。国内外の鉄鋼事業が堅調な上に為替の円安が海外利益を押し上げ、利益率63％（前年同期54・2％）と大幅に向上した。経常利益は1位日本製鉄、2位JFEホールディングス、3位神戸製鋼所と高炉3社が並び、国内の低調な建設需要と海外市場の悪化を受けて販売量が減少する中、製品価格の改善とコスト削減策の進展で高収益を持続した。全93社のうち増益37社、黒字化4社と販売価格の上昇などで4割強が改善したが、減益44社、赤字8社と原料高・販売減などで5割強が悪化した。