2023年9月20日

東京製鉄、販価据え置き 鋼材全品種、店売り10契 3カ月連続

東京製鉄は19日、2023年10月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を全品種で据え置くと発表した。全品種据え置きは3カ月連続。会見した小松﨑裕司取締役常務執行役員営業本部長は、「マーケットに『市中価格はまだ下がる』という雰囲気があるものの、アジアを中心に海外メーカーが値上げし、自動車向けが回復している鋼板類は底値圏にあり、また短納期の加工先を探す動きが出ている条鋼類も下がりにくい展開を見込んでいる。鉄鋼メーカーは原油高や円安進行で資源価格やエネルギー価格など諸コストの上昇が想定され、どちらかと言えば今後上げトレンドになるとみているが、現時点の国内外市場は停滞感が漂っているため、全品種で販価を据え置きとする」と述べた。





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