2023年8月28日

梶哲商店、溶断ロボ導入 6軸、段取り替え省略

 厚板溶断加工業の梶哲商店(本社=千葉県浦安市、寺越譲社長)は加工部門強化のため、ロボットアームの先端に溶断のトーチ用火口を備える溶断ロボット(仮称)を開発・導入、戦力化に乗り出した。切断する鋼材などワークを動かさずにアームが自在に動き、6軸で立体的にガス溶断できる。従来は直線と円形に溶断加工する場合など円切りの溶断装置をセットして円形に溶断し、改めて直線切装置を設置し直して溶断していたため、段取り替えなど工程が増え、作業が煩雑化していた。導入された溶断ロボットでは溶断の形状などデータを教え込むと指定された溶断を段取り通り行う。段取り替えに伴う工程が省略され、加工の大幅な時短とコスト低減が図られる。

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