2023年8月21日

東京製鉄 店売り鋼材販価9月契約 全品種据え置き 内外マーケット

東京製鉄は21日、2023年9月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を全品種で据え置くと発表した。全品種据え置きは2カ月連続。会見した小松﨑裕司取締役常務執行役員営業本部長は、「8月は稼働日数が少なく、判断が難しい状況にあり、様子見。今後の動向を慎重に見極めるため、足元の国内外マーケット状況に鑑み、全品種で販売価格を据え置く」とし、「アジア各国で見られるメーカー値上げの動きがマーケットに浸透していくか、また建設用鋼材消費が世界鉄鋼市場の約3割を占める中国が講じている各種対策が世界の鉄鋼需給改善に実効性があるのかを注視する。輸入鋼材が増えているが、海外市場環境や為替変動で動きが変わる可能性があり、よく見ていきたい」と述べた。





日刊産業新聞DIGITAL日刊産業新聞 紙版 

スポンサーリンク