2023年7月25日
JFE、新溶接工法開発 橋梁など 鋼構造物の耐久性向上
JFEスチールは24日、橋梁など鋼構造物の耐久性を高める新たな溶接施工法「FLExB(フレックスビー)溶接」を開発したと発表した。接合部材のガセットプレート(補強用鋼板)の短辺側を溶接、その短辺溶接部を挟み込むように長辺側を溶接。溶接ビードを延ばし、疲労損傷を抑える。溶接部の疲労き裂の起点箇所の応力レベルを軽減。疲労き裂の発生を遅らせ、き裂の進展を抑制、疲労損傷への耐久性を高める。JSSC(日本鋼構造協会)の疲労等級を1等級向上、寿命は2―3倍延長。表面処理などの作業工程を省略、施工能率を高める。疲労損傷への耐久性に優れる厚鋼板、AFD鋼と併用すると2等級アップ、耐疲労性能が上がり、寿命は4―6倍延ばせる。
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