2023年7月14日

東京製鉄の原料調達戦略(上)/輸出対抗「ちゃんと買う」/1000万トン購買へ新方針

東京製鉄は主原料・鉄スクラップの購入について、2019年以降、輸入を全面停止し、国内調達に特化している。国内の資源循環を促進するとともに、ヤードディーラーとの信頼関係をより強固なものにするため、「輸出価格などと比べてメリットのある建値を提示し、いついかなる時でも受け入れる」(津田聰一朗・総務部長)ことを意味する「ちゃんと買う」方針を打ち出し、実行する。資源の安定調達を通じて、需要家のカーボンニュートラル(CN)対応を支援する東鉄の原料リサイクル戦略を取材した。

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