2023年4月27日

EUが炭素国境調整措置 CO2排出量の報告義務 10月から

欧州連合(EU)の炭素国境調整措置(CBAM)導入が決まった。業界関係者によると、関連法をEU議会が18日に可決、閣僚理事会が24日に承認した。二酸化炭素(CO2)排出量が多い鉄鋼、アルミなどの産業が脱炭素化を進める中、輸入材に同等の負担を課すことで、生産のEU域外移転、いわゆるカーボンリーケージを防ぐ試みが2026年の本格運用に向けて、本年10月から試行に入る。輸入者は炭素排出量の報告が必要だが、5月にも公表見込みの計算法などの詳細が今後の焦点だ。

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