2023年4月6日

鉄スクラップ市況一段安 輸出不振で需給緩む

国内の鉄スクラップ市況が5日に一段安となった。日本鉄スクラップ総合価格(東名阪3地区電炉メーカーの鉄スクラップ購入価格平均、H2、産業新聞調べ)は5日にトン当たり5万2100円となった。前日から700円、直近高値の3月16日からは3200円それぞれ下落。輸出の不振で需給バランスが緩んだ。先安観のためにトルコやアジア各国の鉄スクラップ購買意欲が減退し、国際相場が下がっている。米国の銀行の経営破綻などといった世界的な金融不安が背景にあるもよう。海外から日本の相場への下押し圧力は今度も続く見通しだ。







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