2022年12月28日

日本製鉄・経営方針を聞く/橋本英二社長/鉄鋼の脱炭素、一番手に/原料から製造、流通まで一気通貫

――23年の世界経済をどうみるか。

「世界的なインフレはディマンドプルではなく、財やサービス、労働力など供給力の不足によって起きている。金利を上げて需要を減らすのが今の米国の政策であり、経済が悪化するのは当前。新型コロナウイルス禍を機に落ちた労働参加率が戻り、供給力が一部戻ることで米国経済がソフトランディングする見方もあるが、それは主にサービスなので鉄の経営に関わる財について米国は減る方向で考えざるを得ず、多くの国の工業製品に米経済失速の影響が及ぶことになる」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社