2022年6月14日

鉄鋼・非鉄メーカー21年度業績ランキング ROS 大和工業が首位継続 本紙まとめ

産業新聞社は鉄鋼・非鉄メーカー100社の2021年度連結業績ランキングをまとめ、大和工業が前年に続き売上高経常利益率(ROS)のトップとなった。原料高を受けたが販売価格の改善や海外事業の大幅増益で利益率38・4%(前年15・9%)と大きく上昇した。売上高、経常利益は資源・エネルギー高が続く中、販価の改善を推し進め、原料価格を早期に反映しようと商慣行の見直しにも取り組んだ鉄鋼大手が上位を占めた。22年度はロシア・ウクライナ問題や新型コロナウイルス禍による部品サプライチェーンの混乱、為替の円安など市場の不確実性が高まり、業績予想の公表を見送る企業が相次いだ。

大和工業は市場が好転した米国やタイの関連会社が収益を押し上げ、21年度の経常利益は前年比2・7倍の576億円と過去最高を記録。利益率2位は前年同様、住友金属鉱山で資源高を背景に業績を伸ばした。3位大平洋金属(前年6位)、4位丸一鋼管(3位)、5位モリ工業(8位)。日本製鉄6位(64位)、東京製鉄8位(49位)と鋼材価格の是正を進めた鉄鋼大手が順位を大きく上げた。





未購読者の方はこちらからお申し込みください
日刊産業新聞DIGITAL日刊産業新聞 紙版 

スポンサーリンク