2021年11月2日

エムエム建材の中期計画を聞く/宮澤正明社長/池田昭一副社長

宮澤正明社長/国内顧客と海外つなぐ

エムエム建材は本年度が中期経営3カ年計画の最終年にあたり、国内の事業基盤と拠点体制、海外取引の強化を推し進めている。とりわけ海外取引は株主会社からの業務移管を受けて2019年から輸出を始め、収益の新たな柱とするとともに成長市場と顧客をつなぐサービスで顧客との関係を深くしている。来年度からの新中期計画は組織体制をさらに強くするなど次なる成長路線を描く。宮澤正明社長に目まぐるしく変わる市場と鉄鋼業界への対応、将来の展望を聞いた。

 ――需要の足元の状況と見通しは。

 「需要は全般的に回復基調にあり、年度後半から来年度にかけて期待できる案件がある。引き合いがあり、相談もいただいている。分野別に見ると、建築は改善し、鉄骨工事の収益がかなり回復してきている。テレワークの普及でオフィス需要は減りつつあるものの、再開発でオフィスビルの大型物件が続く。中小物件はまだ少ないが、少しずつ出始めている」

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九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社