2021年10月27日

関東地区市況 ステンレス棒鋼60万円乗せ 10年ぶり、需給タイト化

関東地区のステンレス棒鋼の市況が上伸し、SUS304ベースサイズはトン当たり60万円と、2011年9月以来10年1カ月ぶりに同60万円台へ達した。原料価格の高騰などを理由としたメーカーの価格引き上げや、需給のタイト化を背景に、市況は10月に入り先高観が台頭し、このほど上伸した。メーカーが9月から10月にかけて値上げを打ち出す中、流通は年内にも今年3回目となる販売価格引き上げを進める考えだ。原料価格が高値圏内にあり、価格を下押しする要因は弱く、値上げ局面は続きそうだ。





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