2021年9月15日
ときわ会 H形鋼18万トン台推移 8月末在庫、5カ月連続減
日本製鉄によると、形鋼扱い流通で構成する「ときわ会」のH形鋼の8月末在庫量は前月比3・1%減の18万2700トンとなり、5カ月連続で減少した。2カ月続いて18万トン台で推移することになる。8月は夏季休暇で稼働日数が減り、日当たりの出庫も減少したが、入庫も慎重な仕入れ姿勢が持続され、在庫減につながった。市中の荷動きについて、大規模物件の増と小規模物件の回復トレンドは鮮明となり、「季節的に需要は伸びてくる時期に入る」(厚板・建材営業部)とみている。一方で流通段階ではサイズ、長さで歯抜けが散見されるほか、日鉄では本年度下期に高炉炉修を予定するため需給タイト化が一段と進む公算が高い。
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