2021年9月10日

産総研 米ぬかで鉱山廃水浄化

 産業技術総合研究所は9日、もみがらや米ぬか、微生物で重金属を含む鉱山廃水を浄化する技術を開発したと発表した。米ぬかを栄養源にした硫酸還元菌の活性で安定的に浄化できる廃水処理装置を使ったもので、今回の研究でその装置の運転管理技術を確立した。今後は大規模化した装置で実証試験を行い、装置内の微生物を解析する。米ぬか以外の有機物を使った装置開発、さまざまな条件の廃水への適用についても検証する考えだ。

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