2021年7月27日

新社長に聞く/日軽エムシーアルミ/香山昌志氏/インド工場立ち上げ注力

日本軽金属ホールディングスでアルミ二次合金を製造する日軽エムシーアルミは、出資比率で初めてマジョリティーを取ったインド新工場の立ち上げに注力する。現地の新型コロナウイルス感染拡大などから、当初計画より稼働に遅れが生じている。一方で、製品を取り巻く環境は、国内外拠点ともに悪くはない。6月に社長就任し、今までの路線を継承するとともに、やるべきことをこれまで通り実施していくと話す香山昌志氏に、現況と今後の展望などを聞いた。

 ――7―9日に上海で開かれた中国国際ダイカスト会議・展示会に今年も出展した。

 「中国マーケット全体から見たキャパは小さいものの、独ラインフェルデン・アロイ社や当社の開発合金をアピールする良い場になる。新エネルギー車(NEV)向けを意識した。うちの強みである開発合金は増えてはいるが、いろんな点で中国企業の追走が非常に速い。当社としても手を打つ必要がある」

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