2021年5月12日

鉄スクラップ 関東輸出価格4万8833円 5契入札、12年ぶり高値

関東鉄源協同組合(理事長=山下雄平・ヤマシタ社長)が11日に実施した5月契約分の鉄スクラップ輸出入札の平均落札価格はトン当たり4万8833円(H2)だった。トン4万8000円を超えたのはリーマン・ショック直前の2008年8月実施分(5万650円)以来12年9カ月ぶり。前月比ではトン5453円高く、足元の関東相場より同2000円以上高い。資源価格の高騰や海外の鉄スクラップ需要が急速に高まっていることが大幅な高値をもたらした。H2の輸出価格はトン5万円台に迫っており、輸出高が国内相場をけん引する展開が続きそうだ。

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