2021年4月13日
「新社長に聞く 広島メタル&マシナリー 茨城哲治氏」 強み生かし不可欠な存在に
広島県呉市に生産拠点を置く特殊鋼ブルーム、鋳鋼品、化学・環境機械製造の広島メタル&マシナリー(本社=東京都新宿区)は、事業環境が大きく変わる中、構造改革や成長分野の伸長に取り組む。4月1日付で社長に就任した茨城哲治氏に経営方針などを聞いた。
――トップとしてのミッションをどう捉えているか。
「ブルーム、鋳鋼では品質や納期、ロットサイズといったメリットを生かし、ユーザーにとって、なくてはならない大切な会社であり続けることが第一の大きな目標。機械事業も同じで、当社の設備が不可欠という存在でありたい。ナノ素材の生産設備や排水処理用の脱水機などニッチ市場では高いシェアを持つ分野がある。その度合いを大きくしていく。二つ目は、10年後を見据え、事業を継続できる形へと会社の立て付けを変えていくこと。三つ目にその中で各事業の強みである技術と設備を継承・発展させていく。この3点を任期中にやっていきたい」
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