2021年3月11日

東日本大震災から10年 立ち上がる被災地(4) 日本製鉄東北支店 筌口基宏支店長に聞く 底力結集で真の復興へ 自動車需要対応、新エネ市場も開拓

――東北地区の復興状況について。

 「被災地でのインフラ復旧は福島県の避難区域を除き順調に進展し、港湾施設や鉄道の復旧に加え、気仙沼湾横断橋の完成で仙台から釜石への所要時間が2時間半に短縮されるなど大半の復興道路・復興支援道路も開通して交通の利便性が大幅に向上した。防潮堤も多くが完成し、復興住宅建設やかさ上げなどによる土地区画整備もほぼ完了した。災害への意識や対策も向上し、震災時の安否確認、BCP対策や避難訓練などが浸透し、2月の地震でもインフラ損傷や人的被害は少なく、防災効果が発揮された」

スポンサーリンク


九州現地印刷を開始

九州地区につきましては、東京都内で「日刊産業新聞」を印刷して航空便で配送してまいりましたが、台風・豪雨などの自然災害や航空会社・空港などの事情による欠航が多発し、当日朝に配達できないケースが増えておりました。
 こうした中、「鉄鋼・非鉄業界の健全な発展に寄与する専門紙としての使命を果たす」(企業理念)ことを目的とし、株式会社西日本新聞プロダクツの協力を得て、12月2日付から現地印刷を開始いたしました。これまで九州地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、当日朝の配達が可能となりました。
 今後も「日刊産業新聞」「日刊産業新聞DIGITAL」「WEB産業新聞」によるタイムリーで有用な情報の発信、専門紙としての機能向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。
2024年12月 株式会社産業新聞社