2021年3月5日
「中国鉄鋼業 14.5計画の狙い(上)」粗鋼シェア 上位10社で60%に 大型化進め国際競争力向上
中国鉄鋼業は2021年に始める第14次5カ年計画で主に3つの変革を具体化させる見通しだ。まずは企業統合による産業集積度の向上。次に鉄スクラップと電炉の活用によるCO2対策と鉄鉱石の輸入抑制。新たな市場を獲得する海外展開も進める。他に製品開発や製造の知能化に注力し、鉄鋼先進国に質でも追いつき、追い越そうとする。コロナ禍をいち早く脱して増産し、利益を成長投資に振り向ける。量と質を備えた「鉄鋼強国」となり、鋼材や原料の国際市場への影響力をより強める構えだ。
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