2021年2月17日
鉄スクラップ、関西輸出価格3万9005円 地場電炉買値1500円上回る
関西鉄源連合会(会長=黒川友二・扶和メタル会長)が16日に実施した第99回鉄スクラップ共同輸出入札は、落札価格が1トン当たり3万9005円(大阪湾岸FAS、H2グレード中心)だった。関西より輸出ロットが大きい関東鉄源の2月入札からは266円安いものの、地場電炉買値を約1500円を上回った。中国で春節(旧正月)明けから鋼材需要の回復が見込まれており、ビレットや鉄スクラップの国際相場が反発したことなどが背景にある。市中では「相場の潮目は変わった。地区相場の安値修正にもつながる結果だ」(ヤード筋)とみている。
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