2021年2月10日

高炉3社 通期予想、全社が上方修正

高炉メーカー3社は2021年3月期連結業績予想を上方修正した。9日に出そろい、日本製鉄は事業利益300億円(前回予想600億円の赤字)と黒字予想とし、JFEホールディングスは事業損失320億円(900億円の赤字)、神戸製鋼所は経常損失100億円(350億円の赤字)と赤字幅を縮める。自動車など需要の回復に応じて粗鋼生産を増やし、鋼材販売価格を改善。コスト削減を進め、損益分岐点を低くした。21年度の市場はコロナ禍や米中摩擦など依然不透明ながら、タイトな鋼材需給と各社の体質強化の進展から収益の改善が続く見通しだ。

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