1月16日、中国からの帰国者の新型コロナウイルス感染が国内で初めて判明した。2月に入ると海外渡航歴のない人の感染が相次ぎ、13日には国内初の死者が確認された。政府は27日に全国の学校に臨時休校を求めたが、感染拡大は止まらず、4月7日には7都府県を対象に新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を初めて発令し、同16日には全国へ拡大。可能な限りの外出自粛などを国民に要請した。
新規感染者は4月上~中旬をピークに減少に転じ、宣言は5月25日までに全国で解除された。その後に到来した「第2波」は8月中旬をピークにいったん小康状態となったものの、感染者は11月に再び増加に転じ、「第3波」が続く。重症者数が増加し、医療崩壊の恐れが高まっている。【時事通信社】