2020年10月6日

「未来へ 見出す活路 構造改革急ぐ建材薄板メーカー」 限られた経営資源 商品開発、効率化投資に 無益な消耗戦に終止符を

 建材薄板メーカーは高炉メーカー同様、構造改革の真っただ中にある。建材薄板(めっき鋼板、カラー鋼板)は屋根・壁用途が大半を占め、向け先も純内需の建築分野に限られることから、人口減少に伴う需要縮小に合わせたダウンサイジングが不可避だ。業界の共通目標である「他素材からの切り替え」を推進し、建材薄板需要の維持・拡大を図るためにも、まずはそれぞれの構造改革に道筋を付け、目の前の坂を登り切ることが先決となる。

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