2021年5月10日

日本製鉄・橋本社長 一問一答/21年度 単独粗鋼/実力フルに近い4000万トン/構造改革進め高度な製品構成に

 ――21年度の全国粗鋼生産の見通しは。

 「20年度の粗鋼は8000万トンと個人的に見通し、実際は8300万トンだが実力ベースは8100万トン程度と評価している。21年度の内需は20年度の5200万トン強から300万トン程度上振れするとみているが、5500万トン程度にとどまると言える。輸入は減り、輸出は増えて全国粗鋼は9500万トン前後だろう。当社の単独粗鋼は20年度の3300万トンから今年度に700万トン増えるが上限の数字。4000万トンは一貫製造においてほぼ実力フルに近い」

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